こんにちは!最近Sonyのレンズが魅力的すぎて物欲が止まらないあきら(たまちゃん@akiragraph)です。
今回は2021年3月12日に発売されたSony の新レンズ「FE 35mm F1.4 GM」のレビューをしたいと思います。
2日間使用したのですが、本当に良いレンズ。
Sonyのカメラを使用している方で35mmを探している方には是非手に取っていただきたい最高のレンズです。
FE 35mm F1.4 GMについて
Sony FE 24mm F1.4 GMと同様、軽量コンパクト設計になっています。
Sonyの銀座店で聞いたのですが、高解像度・高コントラストを目指すと昔はレンズ自体が重く、大きくなっていたらしいのですが、新しい設計方法を見つけた結果、今までと同等の性能を持ちながら軽量、コンパクトにできるようになったとのことです。
昔のデジタル一眼レフカメラに比べてミラーレスカメラは小さく軽いので良かったのですがレンズが大きく重かったので、これは嬉しい話です。
これからのレンズはこの路線でいくようです。
![](https://www.sony.jp/products/picture/SEL35F14GM.jpg)
外観
Sonyのレンズはデザインに一貫性があってかっこいいですね!
GMのレンズは「FE 24-70mm F2.8 GM」と「FE 70-200mm F2.8 GM」を持っているのですが一貫性があると所有欲が満たされますね。
絞りリングが装備されているので、動画撮影等にも便利です。
私自身動画撮影時は、絞り固定にしてしまうので基本的には触らないのですが太陽が急に雲に隠れた場合などで使用しています。
絞りリングをクリックにするかデクリックにするか選ぶことができます。
自分は絞りを変えているのがわかりやすいのが嬉しいので基本クリックで絞りを変更しています。
クリックの「カチカチカチ」という感触が好きなので何度も絞りを変えて感触を確かめてしまうのですが、共感してくれる方はいませんでしょうか?
周りに共感してくれる人がいなくて…..
フォーカスモードスイッチが付いているのは嬉しいですね!
タムロンとトキナーのレンズは付いていないのが多く、一番の不満点です。
カメラ側からフォーカスモードを選択できるので支障がないように思えますが、すぐにマニュアルフォーカスにしたいときにシームレスに変更できないのであまり良くないと考えています。
また、フォーカスホールドボタンがついているとすぐに機能を呼び出せたりできるので便利です。
自分は「グリッドライン」表示を割り振るのが気に入っています。
風景撮影の時などに、常時表示するのも構図の補助にはなりますが、グリッドラインが表示されている状態は被写体が見づらく不便なので、そんな時に一時的に表示をする方法にしています。
α7RIIIに装着するとこんな感じです。
そこまで大きくなく、リュックや鞄にいれてもかさばらないので良かったです。リュックに「α7RIII」と「FE 24-70mm F2.8 GM」、「FE 35mm F1.4 GM」を入れて持ち歩いた際も250mlのペットボトル1本分くらいだったため、余裕を持って持ち運べました。
ペットボトルの250mlよりはやや大きいですが…笑
カメラを下にするとこんな感じです。
フードはコンパクトなタイプです。
この形状のフードだと展望台とかのガラスに押し付けて撮影ができるので、ガラスに反射している部分を写さずにすむので好みです。
フードの先端がゴムになっているのも好印象です。こうすることによってガラスも傷つけないしフードも傷つく可能性がないので…
FE 24-70mm F2.8 GMのフードは花形なので変えて欲しいなと思っています。
スペック
スペックを見やすいように作成しました。
焦点距離(mm) | 35 | |
---|---|---|
レンズ構成 (群-枚) | 10-14 | |
画角 (35mm判) | 63° | |
開放絞り (F値) | 1.4 | |
最小絞り (F値) | 16 | |
絞り羽根 (枚) | 11 | |
円形絞り | ○ | |
最短撮影距離 (m) | 0.27m(AF時)
0.25m(MF時) | |
最大撮影倍率 (倍) | 0.23倍(AF時)
0.26倍(MF時) | |
フィルター径 (mm) | 67 | |
手ブレ補正 | – (ボディ側対応) | |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 76×96 | |
質量 約 (g) | 524 |
524gはやはり軽いですね。
手ブレ補正はレンズ側にはありませんが、ボディに内蔵されているのでほとんど問題ありません。
35mmのレンズだと最短撮影距離が35cmにしている場合が多いのですが、このレンズはAF時27cmと結構寄ることができます。
テーブルフォトとかにも良さそうですね!
MF時だと25cmまで近づくことはできますので、背景をとろとろにさせたいとかの場合は最短撮影距離まで寄ったほうが良さそうです。
こんなスペックのレンズを作ってくれてSonyさんには本当に感謝です!
今も販売していますが、Sonyから出ている 「FE 35mm F1.4 ZA」だと重く大きかったので微妙でしたが今回のGMレンズはスペックだけみると誰にもおススメできる35mmになりそうです。
FE 35mm F1.4 GM の作例写真
スターバックスのマークが駅の中にあったので1枚撮影してみました。
なにかの映画で同じ花を見せている映像があったのですが、似たような構図で撮れないかと思い、撮影しました。
背景の花とさほど距離はないのですが、キレイにボケてくれています。
朝10:00頃から歩いていたので、通勤途中の方が何名かいました。
室外機がたくさん並んでいて面白かったので撮影しました。銀座で撮影したのですが裏路地は面白い場所が一杯ありますね。
他にも面白そうなものを撮影しました。
このスクーターどこかで見たような….
このレンズ、コントラストが高いのでスクーターの反射がキレイに出ています。
軽くて小さいの街中を歩いている際、たくさんの写真を撮りたくなるのでいいですね!
撮影した季節的に桜が咲いていました。これは開放のF1.4で撮影をしております。
青汁友の会ってなに!?と思って撮影しました。
一度青汁を飲んだことがあるのですが、自分はそこまで好きではありませんでした。もう一度飲みたいかと聞かれると速攻で首を振りたくなるくらいまずかったですが…汗
東京国際フォーラムまで歩いて移動しました。
この壁は来るたびに撮影してしまうのですが、ちょうど良い時間帯に来ることがあまりできないせいか光の加減が良い状態で撮影できたことがないんですよね…
東京国際フォーラムは撮影スポットとしても有名ないので平日の金曜日でありながらカメラを持って歩いている人が結構いました。あとはどこの大学かわかりませんが卒業式が近くで行われていたようですね。
何人か振袖の人とすれ違いました。自分が大学を卒業した時を思い出してしまいます。
東京駅周辺は定番の撮影スポットが多いので、気軽に周れるのが好きです。
KITTEの中には色んなカフェもあるので休憩にもおすすめです。
自分が好きなお店もKITTE内にあります。
「Hacoa」のオンラインショップでスマートフォンのケースを最近購入しました。このお店は木を利用した製品が多く、こういうのが好きです。
購入したケースはこんな感じです。
丁寧に扱うことでいい味が出そうです。
最短撮影距離が短いのでこういう場面でもピントを合わせることができます。AFも瞬時に合ってくれたので、ぱっと撮影することができました。
KITTEの展望台で撮影したことありますが、たいてい夜だったので昼から撮影したのは初めてです。
この場所では毎回20mmで撮影していたので、35mmで撮影するのが新鮮でした。
振袖の人たちがたくさんいますね。東京駅の近くで卒業式があると皆さんやはり東京駅で写真を撮りたくなるんですね。
こういう時、金属のポール部分にパープルフリンジが出やすいのですが、このレンズはよく抑えられているようです。
編集で取り除くこともできますが、編集する写真の枚数が多ければ多いほど面倒くさくなってしまうので、レンズ側で補正されているのは嬉しいですね。
この場所で撮影するのが自分としては結構好きです。
東京駅に来たら、必ずここで撮影しています。朝、昼、夜で光の当たり方が変わって色々な顔を見ることができるので、よく来ています。
東京駅って色々な種類のタクシーを見ることができるんですよね。タクシーは海外のイメージが強いせいか黄色やオレンジ色のタクシーをよく撮りたくなってしまいます。
![](https://www.takeshotstory.com/wp-content/uploads/2021/04/DSC7889.jpg)
国立新美術館に初めて来ました。今までもいく機会はあったのですが、時間的に微妙だったり予定が変更したりとかで来れなかったので今回やっといくことができました。
Instagramとかで写真を見ていたのですが、どこをどう切り取っていいのか悩みます。
![国立新美術館 俯瞰](https://www.takeshotstory.com/wp-content/uploads/2021/04/DSC7987.jpg)
かっこいい扉があったので撮影しました。こういう扉見ると「THE アメリカ!」という感じがするのは自分だけでしょうか?
アメリカではこういう風な扉が多いイメージが自分の中であるんでしょうか?
開放のF1.4でビンを撮影しました。後ろへとゆっくり自然にボケていくので自分としては好みです。
球面収差がなだらかでないとこのボケ感は出せないので、うまい設計ですね。
ちなみに球面収差をなだらかにする方法としてはレンズガラス1枚ずつの距離をあけるという方法がありますがこれをすることによってどんどんレンズ自体の長さが長くなります。
FE 35mm F1.4 GMはそんなに長くないのにボケが自然で綺麗という印象です。
朝10:00くらいに行ったということもあり、良い光の入り方でした。夕方になれば、また光の入り方が変わるんだろうなと思うので、また今度行ってみたいと思います。
真っ白い壁に表札だけというのは高級感がありますね。
高そうなので自分の給料で滅多に入ることができなそうですが…汗
![梅](https://www.takeshotstory.com/wp-content/uploads/2021/04/DSC8042.jpg)
ちょうど桜の時期だったので桜が綺麗でした。
桜を見るために色んな人たちが来ている感じでした。
気温的にもお散歩にちょうどよかったのかもしれませんね。
shake shackが好きなので、その日のお昼はハンバーガーにしました。
35mmで最短撮影距離が27cmと短いのでテーブルフォトにもおすすめできるレンズです。
チーズポテトです。SHAKE SHACKに来るたびに頼んでしまいます。
最初からカメラをかまえていたわけではなく、とっさに撮影したのですがAFが早いので嬉しいです。
子供を撮るためのレンズとしてもおすすめできそうです。ただ、子供は動き回りますので基本はズームレンズをおススメします。
もっと描写性能を求めるのであれば、子供撮影にもおススメできるレンズです。
浅草にもやってきました。この日は東京都内行く場所ほとんどが桜が咲いていたので何度も撮影したくなります。
桜の撮影は難しいので構図に毎回悩みますが…汗
浅草自体に来たのは4年振りとかでした。埼玉と近い場所に住んでいるのですが、しょっちゅう来たいと思わないのはなぜでしょうか?
浅草が嫌いではないんです。むしろ浅草に来るのは好きな方ですが…
主に来る理由はカフェや食べ物目的です笑
浅草まで来たらスカイツリーを見たくなってしまいます!
今回はスカイツリーの下にあるソラマチへは行きませんでしたが、スカイツリーはやはり大きいですね。
わかりやすい被写体なのでまた今度撮りに来たいと思います。
定番の場所で撮影しました。
銀座はいろいろな場所が写真映えしますので、何枚も写真を撮りたくなってしまいます。
ちなみに2日間FE 35mm F1.4 GMを使用したのですが、銀座には2日連続で来てしまいました。
「写真を撮りたくなる!」
そう思わせるような場所なのかもしれません。
暗い路地からみた明るい世界をイメージして撮影しました。
なぜだかわからないのですが、せまい路地があるとどうしても撮影したくなってしまいます。
今回は路地側から撮影したのですが、狭い場所が好きなのでしょうか?
光と影を意識して撮影したのですが…
やはり難しいですね。意識はできても光をうまく生かすことができませんでした。
![FE 35mm F1.4 GM バイク](https://www.takeshotstory.com/wp-content/uploads/2021/04/DSC8223.jpg)
![FE 35mm F1.4 GM ビル](https://www.takeshotstory.com/wp-content/uploads/2021/04/DSC8243.jpg)
このレンズを持って歩いているとそこまで肩が痛くならないんです。やはり、重さは大切だなと感じました。
自分的には好きな写真をたくさん撮れるレンズだったので、これからたくさん使用していきたいと思います。
周辺減光
FE 35mm F1.4 GMですが、結構周辺減光があります。
スナップをしている人間からすると周辺減光は大好物なのですが、たまにうっとうしくなる時もあります。
その場合はLightroomで補正をすることができますので、安心してください。
ちなみにカメラ内補正でも大分補正がされます。
開放のF1.4で
F2
F2.8
F3.5
F3.5まで絞ればある程度解消されるようです。
このくらいであれば許容範囲ないですね。
夕日を撮影しに渋谷駅まで来ました。
この時点で太陽が結構傾いていました。
この日は新しくできた「SHIBUYA SKY」に来たのですが、強風のため屋上の開放はしていませんでした…
少し残念です。
![](https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/images/share_image.png)
フードの形状が丸型のためガラスにレンズを押し付けて撮影できるため、ガラスの反射を気にすることがなく撮影できます。
こういう風景を撮影すると35mmは意外に狭いなと感じることがあります。
東京タワーまでAFでしっかりピントが合っています。
なおかつ拡大してもキレイなのでしっかりと解像していることがわかります。
最近の発売されているレンズは4000万画素程度あればほとんど対応できていたりするため、解像はそこまで気にする必要はなくなりました。
ただし、レンズを販売している各社ともに高解像度が特徴ですとうたっているところばかりなので、そのレンズの個性がよくわからなかったりするので購入する立場としては少し困る時があります。
もっとわかりやすい特徴をうたってくれると大変嬉しいです。
Googleのビルが渋谷にあるとは気づきませんでした。
最上階に近い場所に緑がたくさんある階層があるのですが、なんの部屋なのでしょうか?
Googleの福利厚生はすごく良いとききますので、その一環なのかもしれませんね。
結構座るところが多くてびっくりしました。
他にもカフェ?っぽい場所があったり、お土産屋さんがありました。
![FE 35mm F1.4 GM 夕景1](https://www.takeshotstory.com/wp-content/uploads/2021/04/DSC7950.jpg)
![FE 35mm F1.4 GM 夕景2](https://www.takeshotstory.com/wp-content/uploads/2021/04/DSC7959.jpg)
キレイな夕日でした!
あまり焼けはしませんでしたが満足です。
次回は風がなく、屋上が開放されている日にリベンジをしたいと思います。
入場料が意外にかかるので、何回も行けはしませんが…
六本木にある六本木ヒルズ展望台東京シティビューとかにも行きたいなと考えています。
まとめ
FE 35mm F1.4 GMは軽くて小さく普段からの持ち歩きレンズとして特におすすめです!
ズームレンズともう1本持っていきたい場合には必ずこのレンズを選びます。
そのくらい最高なレンズです。
良い点としては
- 美しい描写
- 高解像度
- 柔らかくて美しいボケ味
- 逆光に強いので光源の位置を気にしなくていい
- オートフォーカスが爆速
- 絞り環がついている
絞り環がついているかどうかは完全な好みではありますが、誰にでもおすすめできるレンズです。
イマイチだった点は
- 価格が高い
2021年4月10日時点で「¥171,000」です。これが¥150,000以下であれば購入しやすいのですが、超えてしまうと購入を躊躇してしまいますのでもう少し安いと嬉しいですね。
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